[2024年3月16日]
メイン目的を茨城県近代美術館でのボタニカル・アート展に据え、細々としたサブミッションもこなしながら茨城県を周ってきました。
余談なのですが、家を出て半分くらい歩いたところで財布を忘れたことに気づき引き返したので、最寄駅に着く頃には既に4,500歩近く歩いていました……。
まず取手駅でときわ路パスというフリーきっぷを購入しました。
デジタル版もあって一見便利なのですが、そちらはSuicaから一度運賃を引き去って後日返金する方式らしいので、フリーエリア内の券売機で紙のきっぷを買った方が手続きもなく楽です。
取手駅ではサブミッションのひとつ、エキタグを初めて取得しました。
エキタグを紹介している動画を前日に見てやりたくなり、早速やりました。
こちらは専用アプリを起動して駅の改札外に設置されているエキタグにスマホをかざすとデジタルスタンプが取得できるというものです。
最近駅の窓口付近にやたらスタンプ台があるなあ……と思った方、いるんじゃないでしょうか。
そう、あの台にタグがあります。
あの台が無い駅ももちろんありまして、その場合アプリ内に一応設置場所は書いてあるのですがタグを探すのが結構大変でした。
ときわ路パスは土休日の普通列車の乗り降りが自由となりますが、別に特急券を買うことで特急列車に乗ることも可能です。
そういうわけで常磐線普通で取手から土浦まで進み、土浦から特急ときわ号に乗り換えます。
正直土浦から水戸までは特急に乗るほどのこともないのですが、それ故に一度も乗ったことがなかったひたち/ときわに乗ってみたくて特急券を買ってしまいました。
ちなみに土浦駅は絶対エキタグがあると思っていたのですが無くてびっくりしました。
ときわ号に乗り込むとまず落ち着いたブラウンのシックで高級感のあるデッキに目を奪われます。
そして客室はシートが黒でとてもかっこいいです。
座席にはコンセントもついており窓も大きく、正直こんなにすごい車両とは思っていませんでした。
このランプシステムって他の路線では見たことがないのですが、他にも使われているところがあるのでしょうか。
途中駅の石岡で駅名標を撮影しました。
茨城デスティネーションキャンペーンに合わせてか特別仕様になっています。
描かれているのは獅子舞ですね。
梅の時期ということで普段は通過してしまう偕楽園駅にも停まります。
水戸駅で下車しました。
階段もデスティネーション仕様に。
エキタグはみどりの窓口のガラス壁に貼ってありました。
なんとこちらのスタンプ、ちょうど本日から新しいものになったとのこと。
ここから徒歩で茨城県近代美術館へ向かいます。
バスも出ていると思うのですが徒歩20分で着きますし、道も分かりやすいので歩いていきましょう。
近代美術館の立派な入り口です。
すぐ横に千波湖があります。
真ん中にうねうねとしたものが生えていますが、あれはエキタグにもデザインされていた水戸芸術館です。
外観からして大きな美術館でしたが、中も広くて開放感があります。
日によって高校生以下無料や70歳以上無料をやっており、本日はそのどちらも無料とあってかそこそこ人が入っていました。
英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり
イギリスの歴史の中で果物やハーブなどの植物がどのように人々の暮らしに関わっていたかを知ることができます。
精巧な植物画がたくさん見られ、関連してアフタヌーンティーやディナーで用いられたティーセットなどの展示もあり非常に面白かったです。
駅名標はおそらくネモフィラやコキアで有名なひたち海浜公園でしょう。
勝田駅ではJR改札内からひたちなか海浜鉄道湊線へ乗り換えることができます。
エキタグは可愛らしい駅名標と同じものになっていました。
今回のサブミッション二つ目、ディーゼルカーに乗るを達成です。
特に深い意味はないのですが電車ではなく気動車にも乗っておきたかったのでした。
終点の阿字ヶ浦までは約30分ほどで着いてしまいます。
阿字ヶ浦海水浴場が有名なので名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
レールで作られたらしい鳥居が写真映えスポットになっています。
案内板も可愛らしいです。
駅から少し歩くと坂の向こうにはもう太平洋が顔を覗かせています。
何度見ても道の先にある海って素敵ですよね。
海水浴場では何やらイベントをやっていたこともあってまだ3月だというのに駐車場がいっぱいに、人がたくさんいました。
影が砂浜にくっきり浮かんでなんか良い感じになりました。
海岸から少し離れたところに気になるパン屋さんがあったので寄ってみました。
浜ベーカリィあじぱんさんです。
物産展やお土産屋に行けば100%干し芋が並んでいます。
駅前にもほしいも神社という謎の看板がありました。
今日訪れた場所で初めてなのは阿字ヶ浦だけなので日立駅も何度か来たことがあるのですが、海を見渡すことができる絶景駅に改めて行きたいと思っていたので足を運んだ次第です。
駅名標のデザインはパッと調べた限りでは出てこなかったのですが、シビックセンターと桜、そしてかみね動物園のカバとかでしょうか?
エキタグもしっかりあります。
改札がある2階部分にはこのようにガラス張りのデッキがあり海が目の前に広がっています。
カフェも併設されていて、この景色を眺めながら食事をすることも可能。
1階屋外部分に降りてみると海の上を走る日立バイパスがよく見えました。
マップを見た時に海の上を走ってる道路があるなと思ってたんですが、まさにこれですね。
何年も前に車でもう少し北にある伊師浜海岸へ行ったことがあったのでこんな場所あったかなと思ったんですが、おそらくその時は高速に乗っていたのでここを通らなかったのでしょう。
一度くらい車で通ってみたいです。
当初の予定では湊線のあとに大洗鹿島線に乗るつもりでいたのですが、時間や体力の兼ね合いで断念しました。
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線は名前からも分かる通り、有名な大洗海岸や鹿島神宮などにアクセスできる路線です。
長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅という長い名前を持つ駅が存在したり、ゲーム開催日にだけ停車する鹿島サッカースタジアム駅があったりと面白いローカル線となっています。
湊線と同様にディーゼルカーが走っていますのでぜひ乗りたかったですね。
トラベラーズノートがまとまりましたらこちらに追記します。