[2021年12月18日]
日本の渚100選に選ばれている海岸が、千葉は4つと多くなっています。
今回目指すのはその内の2つ、前原・横緒海岸(鴨川市)と鵜原・守谷海岸(勝浦市)です。
100選制覇を進める上でのマイルールとして、海岸が列記されている場合は片方行けば攻略完了ということにしています。
ちなみにこの2か所は、だいたいチーバくんのお尻あたりです。
東京駅から特急わかしおに乗りました。
いくつになっても車窓から海が見えるとワクワクしますね。
終点の安房鴨川駅までやってきました。
駅を出て海岸方面にまっすぐ進むと、すぐに前原海水浴場に到着します。
駅から徒歩圏内にあるのが嬉しいです。
手前の公園では子供達が遊び、砂浜には部活中らしき学生さん、さらに海の中には波を待つたくさんのサーファー。
12月だというのに賑やかで寒さを感じさせない、あたたかなビーチです。
リゾート感のある沿道の風景も良いですね。
次に行くのが鴨川シーワールド。
駅から無料の送迎バスが出ているらしいのですが、本数が少なさそうなので歩いていくことに。
徒歩だと25分かかりました。
歩くのが好きな人にはちょうど良い運動ですが、歩き慣れていない人だとちょっと遠いかもしれません。
到着しました。
入り口前にある大きなシャチ像はフォトスポットになっているようです。
水槽がとても綺麗で非常に見て回りやすかったです。
水族館ではいつもスマホ撮影なのですが、今回はカメラで撮ってきました。
くらげ
この南国エリアがお気に入りです。
青いお花畑のようなヒトデ
水槽をスイスイ泳ぎ回り、カメラを向けるとファンサをしてくれるかわいいカメさん
クマノミ多すぎる……!
こちらもクマノミの一種なのだそう。
淡いピンクで可愛いです。
外はすぐ海です。
フードコートや食事どころも充実していて、海を眺めながら食事ができます。
広くて施設が複雑なので方向音痴の私は少し彷徨いました。
帰りは送迎バスがちょうどいい時間にあったので乗りました。
可愛いバスです。
鵜原駅ホームの待合室。
人がほとんどおらずひっそりした駅です。
しかしここには鵜原海水浴場の他、鵜原理想郷という景勝地や、海中展望塔、海の博物館など見所がたくさんあります。
理想郷や博物館へ向かうにはこのようなトンネルを超えていかなくてはなりません。
車だとなんてことはないですが、相変わらず徒歩移動愛好家の私はおっかなびっくりくぐり抜けました。
事前に調べていた時に心霊スポットの文字もあったのですが、霊感などない私にはなんとなく怖いだけでよくわかりませんでした。
トンネルを5つ抜けてやっと目的地です。
まずは海中展望塔へ。
手前で観覧券を購入して岩山をぐるっと周り、写真のような橋を渡ってやっと塔に入れます。
料金は海中の視界の良さによって変動する仕組みで、この日は前日の雨のせいか透明度1mで安くなっていました。
塔の中は90段を超える螺旋階段ですが、前回の犬吠埼灯台に比べると広くなだらかで、途中で休めるようになっているので難なく上り下りができます。
いよいよ海中へ。
最下層にはこのように窓があり、海の底を覗き見ることができます。
透明度1mでも、かなり近くにいる魚の姿を捉えることができます。
水族館でスイスイと泳いでいるイメージとは変わって、波に身を任せ漂う姿が印象的でした。
本物の海の世界はこんな感じなのかとしみじみ。
展望塔へ続く橋を渡っていると、本当に海の上を歩いているような気分になります。
よく海の上を走る列車に乗る夢を見るのですが、それを彷彿とさせる景色。
夢に見る理想の風景が現実にもあったんだとひとり感動していました。
道を挟んで海中展望塔の向かい側にあるのが海の博物館。
広くて展示物が充実していました。
近海の生き物や生態系について興味があれば見て損はないと思います。
個人的には野鳥の実寸大模型がずらっと並んでいるのが気に入っています。
わずかですが生体展示もあり、泳ぐ魚も見られます。
本日最後は鵜原海水浴場です。
こちらも駅から歩いて行くことができます。
ビーチの入り口で猫ちゃんに出会いました。
入り江になっており荒々しさはないですが、幾重にも重なって寄せてくる様が美しい海岸です。
散歩の人や犬を連れた家族がまばらにいるだけで、黄昏時迫る中、旅の終わりを感じしんみりとするのにはちょうど良い空気感でした。
トラベラーズノートにまとめたものがこちら↓