[2022年10月1日〜3日]
タイトルに念願と付けたのは、何年か前からずっと行きたいと思っていた東尋坊にようやく行くことができたから。
時間ができた時に限って天気が良くなくて見送り続けてきたのですが、今回は快晴の予報。
安定の旅行3日前に計画を立てて行ってきました。
土曜日の夜行バスで約8時間、日曜の朝に金沢駅前に到着しました。
外観は撮っていないのですが、鼓をイメージした巨大な門で有名な金沢駅です。
北陸はどこに行っても駅舎が綺麗で凝っている気がします。
電車移動がいつもより楽しくなりますね。
北陸本線の車両、まるでモノレールに乗っているかのような静かな電車でした。
ここから周遊バス「キャン・バス」に乗ります。
添乗員さんが同乗していて、停留所になっている観光スポットについて解説をしてくれるという贅沢な周遊バスです。
加賀温泉駅から30分のところにある月うさぎの里。
広場にうさぎが放し飼いされていて、手袋をして撫で放題の撮り放題です。
エサを購入してあげることもできます。
抱っこ体験もやっているそう。
広場の中に1匹だけカメもいました。
こちらのカメ、広場の出入り口を抜けて売店にまで足を伸ばしており、従業員さんに柵の中に入れられていました。
上が加賀紅茶で、下が奥能登の大谷塩味です。
醤油味のジェラートやまぜまぜソフトなど他にも気になるものがたくさんあります。
周遊バスの乗車券に付いているサービス券でクッキーもいただきました。
加賀温泉駅へ戻るのための周遊バスに再度乗ると、行きと同じ添乗員さんが「おかえりなさい!」と迎えてくれました。
一方向にしか走っていないのでガイドの続きを聞きながら1時間かけて加賀温泉駅へ。
金沢方面に少し戻る形になりますが、電車とバスの接続の都合などでこのタイミングで小舞子海岸に行きます。
本当に天気が良くて見事な青い空と海を堪能できました。
半袖でも歩いていると汗ばむくらいに暑かったです。
かもめウイングという謎の建造物
こんな幻想的なサンセット、一度は実際に見てみたいものです。
日の出や夕日は天気に左右されますし、時間帯的に公共交通機関が使いにくいのでちゃんと見られたことが一度もありません……。
再度北陸本線で芦原温泉駅を目指し、そこから路線バスで越前松島水族館に来ました。
綺麗な色の魚
こんぺいとうハウスというらしきかわいい建物
たつのおとしごや、
イカも
私の大好きなカエルとカメの展示館もありました!
以下、カエルが苦手な方はご注意ください。
黄金のカエル
哀愁漂う後ろ姿が撮れました。
すぐ横にある越前松島の風景を水族館の敷地から見ることができます。
他にもペンギン館や海洋館、イルカのプールもありますし食事スペースも整っていて充実した施設でした。
水族館が本日の最終イベントでしたので、宿があるあわら湯のまち駅に移動。
駅から徒歩10分弱のところにあるぐらばあ亭さんというお宿にお世話になり、温泉を楽しみました。
1日目最後の写真は、お宿の窓から見えた夕空です。
2日目のスタートは、快晴の予報が曇りに変わっておりしょんぼりしながら向かう東尋坊です。
東尋坊のバス停を1つ過ぎて荒磯遊歩道で降りました。
駐車場しかないところですが、20分ほど海沿いを歩いて東尋坊を目指すことができる遊歩道の入り口があります。
遊歩道に入ってすぐ、道を横切るカニがいました。
舗装されていてアップダウンも少ない歩きやすい遊歩道です。
遠くに風車が見えたり、
可愛らしい小さな花が咲いていたり。
所々で立ち止まって写真を撮りながら歩いていたら、後ろからきたご夫婦に抜かされてあっという間に見えなくなってしまいました。
視界が開けたところからはダイナミックな岩々を見ることができます。
風が強くなっているような気がしましたが、押し寄せた波が岩にぶつかって砕け散ることもなく、さすが日本海穏やかだなあ……と感じます。
東尋坊タワーの下を過ぎて少し行くと店通りに出ました。
そして、名勝 東尋坊到着!
この崖の上にも行けるようになっており、その下が引き込まれそうになる入江になっているようです。
橋の左側に見えるのが雄島で、島内に神社があるようです。
こちらの入江からは遊覧船に乗ることができるので、朝一番の便で30分程の船旅に出てきました。
こちらは海上から見た雄島です。
島の右寄りに建っている小屋の説明や、この辺りで活動している海女さんの話などを船員さんがしてくれます。
全編録音のガイドが流れる遊覧船が多いですが、生のお話を聞ける貴重な機会です。
雄島のふち、それもかなり水際に人が立っているのが見えるでしょうか。
このようにギリギリのところで釣りをしている人が結構いました。
見ているだけでヒヤヒヤものです。
風のせいか船もかなり揺れており、窓のない後ろの席に座っていたのでたびたび水しぶきが掛かるほどでした。
体調が悪くなければ乗り物酔いはしないので平気でしたが、酔いやすい方にはキツイかもしれません。
この辺りの白っぽい岩はやわらかいので波に削られて洞窟がたくさんできています。
こちらの岩壁は白い部分が恐竜に見えるのだそうですが、皆さんは恐竜見つけられましたか?
私は全くわかりませんでした……。
柱状節理というやつです。
岩のことは詳しくないのですが、これが自然に作り出されたものだと思うと面白いですよね。
その昔、この地の名前の由来となっている東尋坊というお坊さんが突き落とされたという崖を海から見たところです。
船はさらに崖下の入江にも入ってくれます。
高さは25m前後。
上から見ると怖いですが、下から見上げると意外と高く感じないかも……?
水面の色が美しいです。
こちらがライオン岩と呼ばれる岩です。
真ん中に浮かんでいる岩が、座った(寝そべった?)ライオンの後ろ姿に見えます。
これは私にも見えました!
陸から見てもライオンには見えないので、気になる方は是非船に乗ってみてください。
他にもひょうたん岩やろうそく岩など見所がたくさんあります。
東尋坊を後にして、旅も終盤。
米原駅は当初新幹線に乗り換えるだけの予定でしたが、調べてみると気になるところがあったので寄ることに。
それがこちら、ローザンベリー多和田です。
イングリッシュガーデンを楽しむことができる施設で、動物との触れ合いやバーベキューなんかもできるようです。
太陽は隠れていて涼しかったのですが、気持ちのいい青空とマナーハウスの素敵な写真が撮れました。
ホビットハウス風の建物などもあり探検するのが楽しかったです。
私がここにこようと思った1番の理由、それが園内1番奥にあるひつじのショーンファームガーデン。
実はショーンが好きなのです。
2階建のお家は作り込まれていて、中に入るとショーンやビッツァー、牧場主がいます!
アニメに出てくる羊小屋も。
ショーンのアニメといえばこの笑い口が特徴的な羊たちですよね。
フードメニューも充実していました。
ミルク感たっぷりなソフトクリームと、
ハロウィンメニューのフルーツティーをいただきました。
フルーツティーに入っていたブドウが美味しかったです。
タイミング良く10月1日からローザンベリー多和田を通る路線バスが開通したとのことで、バス停もこんな感じで可愛くなっています。
ちなみに来る時はバスの発車時刻が特急の到着時間と全く同じで間に合わなかったのでタクシーで来ちゃいました。
公共交通機関の接続が悪くてタクシーに頼ってしまう場面は多々あるのですが、タクシーの1人乗りは本当にお高い……。
乗り合いタクシーなどを利用するともう少し出費を抑えられるようなので、予約が必要だったりするかもしれませんが、訪れる方はそちらも検討してみてください。
今回の旅では東尋坊と小舞子海岸の2ヶ所、日本の渚100選に選定されている海岸を周りました。
実は東尋坊の近くにもう1ヶ所、越前海岸という場所があったので一緒に行ってくれば良かったと少し後悔。
北陸地方は私にとってまだまだ未開拓エリアなので色んな場所に行ってみたいのですが、太平洋側に住んでいるととにかく遠いのです。
ですが石川県も福井県もまだ行っていない海岸がありますので、また訪れる機会がありそうです。
トラベラーズノートにまとめたものがこちら↓