[2024年4月13日]
今回は奥多摩・日原鍾乳洞と、おまけで帰り道に羽村市動物公園に行ってきました。
まずは新宿駅でエキタグをゲットしてから、ホリデー快速おくたま号に乗っていきます。
車内は新宿からすでに登山目的であろう重装備の人がおり、青梅で乗り換えて奥多摩に着く頃には重装備の人しかいなくなっていました。
私は軽装だったのでめちゃくちゃ浮いていました……。
さらに奥多摩で降りた人々が小さなホームと改札を埋め尽くし、ほぼ全員がバスに乗り換えるため、バスは超満員で乗り切れない人が出るほどに。
正直この時点で心が折れて帰ろうかと思うくらいでした。
もっと電車もバスも2〜3人しか乗客がいない光景を想像していたので……。
山奥と言えどさすが東京です。
しかしバスも川乗橋というバス停を過ぎれば人はほとんど降りてしまい、いよいよ自然を満喫する一人旅の始まりです。
ちなみに日原鍾乳洞の近くまで行くバスは平日のみ運行のため、土曜のこの日は東日原という終点から30分ほど歩くことになります。
舗装された歩きやすい道路で車通りも少ないので自然を感じながら散歩するのにちょうどよく、平日でもぜひ歩いてみてほしいです。
東日原のバス停から少し歩いて振り返ると眺めの良い景色が広がっていました。
バス停には綺麗なトイレとベンチがあります。
この辺りは斜面に民家が立ち並ぶ集落となっていて、道のすぐ横に屋根があったりします。
地面ではなく石の壁の間に花が咲いていました。
木で作られたあたたかみのある観光マップが素敵です。
猫が集会を開いていました。
あまり人慣れはしていないようで近づくとすぐに逃げてしまいます。
集落を抜けると崖下から川の流れる音がする木立の中に道は続いていきます。
開けたところからはダイナミックな山並みを臨むこともできます。
ところどころに鮮やかな花が咲いていてついつい立ち止まりカメラを向けてしまいます。
バス停から20分ほど歩いたところで小川谷橋という大きな橋がありました。
近くには渓流釣場があるようです。
橋からも釣り場らしき場所が遠くに見えました。
更に10分ほど進んでついに鍾乳洞に到着です。
入場券を買うとしおりが貰えました。
時刻は10時前ですが数組の観光客とすれ違いました。
私のように一人の方もいらっしゃいます。
鍾乳洞の入り口前には綺麗な川が流れており、そこにかかっている橋も良い雰囲気です。
しばらく川を堪能してからやっと鍾乳洞に入ります。
洞内は年中10度前後ということで入るとかなりひやっとしました。
足元は濡れている箇所も多く普通のスニーカーだったので靴下までちょっと浸水しました……。
まずは平で比較的歩きやすい左の道に進み、折り返してきたところに案内図があります。
ここですれ違ったご夫婦が「やっと出口だ……。」と呟いていたのですが、全て周ってここへ戻ってきた時に私も同じ言葉を口にしました。
この先は過酷です。
このライトアップされている場所はとても巨大な空間で、写真では伝わりにくいですが実際に行ってみると「すごい……!」と声が出ます。
そして難関の急階段にやってきました。
余裕がなくてこの写真しか残っていないのてすが、やや斜めっていて幅が狭くて超急勾配な石段と鉄製の階段が永遠とも思えるほど長く続きます。
鍾乳洞や風穴、氷穴などは年齢を重ねてからでは踏破が困難な場所ばかりですので若いうちに行っておくべきと本当に思います。
息を切らしながらたどり着いた先ではいかにも鍾乳石らしい形の石をたくさん見ることができます。
途中で諦めて帰らなくて良かった……!
洞内だというのに青々とした植物が生えているのも神秘的ですね。
登りはきつく下りは落ちそうで怖いのが急階段。
周りに人がいなかったのもあってゆっくりゆっくりとおりて無事に案内図のところまで戻ることができました。
鍾乳洞の近くには売店兼食事処があります。
わさびソフトクリームなど変わったメニューもありますが、朝から何も食べていなかったのでとろろうどんで普通に食事にしました。
以前、岩手の龍泉洞に行った時もうどんを食べたなあと思い出しながら。
再び歩いてバス停に戻りながら桜を見つけて撮りました。
桜越しの飛行機雲、絵になりますね。
鶯の声が聞こえたので姿を探してみました。
真ん中に鳥がいるのですがわかりますか?
拡大するとはっきり見えました。
鳥に詳しくないのですがこれは鶯なんでしょうか。
今日は持っている中で中くらいのレンズしか持ってきていなかったので、重いのを我慢して望遠レンズも持ってくれば良かったと後悔。
帰りのバスは空いており、寝ている間に奥多摩駅に着きました。
行きは人が多すぎて取得できなかったエキタグをしっかり回収。
乗り換えだけの青梅でも回収。
最後に羽村駅で降り回収。
日原鍾乳洞だけで帰るには勿体無いと思ったので周辺を調べていたら見つけた羽村市動物公園に向かいます。
駅から直線を歩いて20分で到着です。
住宅地のすぐそばにある小さな動物園ですが家族連れで賑わっていました。
寝ているハイエナがとても可愛いです。
サーバルキャットのメスとオス。
アルマジロがとことこ歩き回っています。
ヤマアラシもいました。
想像よりかなり大きいです。
餌やり体験ができるキリン。
後ろを向いたまま微動だにしないロバ。
羊はいつ見ても可愛い。
柵の周りにびっしり人がいてなかなか中を見られないプールにはビーバーがいました。
何故かわかりませんがとても人気なようでカメラを構えた大人もたくさんいます。
最後はものすごい寛ぎポーズの猿です。
やっぱり望遠レンズ持ってくれば良かった。
奥多摩はずっと行きたいところリストに入ったまま積んでいた場所なので、今回訪れることができて良かったです。
天気が良くとても過ごしやすい温度で自然を大満喫することができました。
都内からアクセスしやすいのでみなさんもぜひ行ってみてください。
トラベラーズノートにまとめたものがこちら↓