[2023年3月25日〜27日]
約2年ぶりの飛行機に乗って2泊3日の高知ひとり旅に行ってきました。
日本の渚100選に入っている高知の3ヶ所の海を思い切って全部まわる旅です。
非常に長い記事となっておりますがお付き合いください!
土曜日の早朝5時、土砂降りとはいかないまでもしっかり雨が降っている中家を出ました。
羽田空港で安定の迷子になりつつ何とか保安検査場に着いたのですが……春休みの影響か大変混雑していて食べ物を買うことすらできなかったので、次はもっと早く来ようと反省。
あっという間に高知龍馬空港に到着。
券売機で高知駅への連絡バス乗車券を買いました。
降りるときに運転手さんに渡します。
ちなみに高知駅→空港の時は乗る時に渡しました。
高知駅の南口、観光案内所がある方です。
駅前がかなり広くてこの時はちょうどイベントをやっていました。
バスターミナルは北口で、駅舎が吹き抜けみたいになっているので南口まですぐに出られます。
三志士像があるのは知っていたのですが、見上げるほど高くて大きな像。
高知には至る所にこうした像が立っていて、どこに行ってもめちゃくちゃでかいです。
駅から歩いて高知城に来ました。
広い敷地の高台に立派なお城が建っています。
中も広くしっかり見学できて、窓からシャチホコを見ることも……この角度で見るシャチホコちょっと怖いですね。
写真だとあまり分かりませんが過去出会ったどの階段よりも急な階段をいくつも上がっていくと……
最上階からの見晴らしは格別です。
一周ぐるっと高知城下を見渡すことができます。
帯屋町商店街というこれまた広くていろんなお店が並ぶ商店街でキスの天ぷらと鰹のタタキ定食をいただきました。
土佐ノ國 二十四万石さんです。
本場の鰹のタタキ、美味しかったです!
そこから少し歩くとはりまや橋があります。
街中にひっそりとあるので車などで通ると見過ごしてしまいそうです。
隣のお土産屋さんで友達にお土産と自分用にマグネットを買いました。
最近美術館や観光地でマグネット買い集めるようになりました。
南はりまや橋から桂浜行きのバスに乗り本日のメイン観光地である桂浜に着いたのですが……
まるでショッピングモールのようにお店やイートインスペースが並んでいて驚きました。
こんな観光地化されているとは……。
案内板の通り奥に進んでいくとこれまた高いところに巨大な坂本龍馬像がありました。
どうしても見上げる形になってしまい正面から写真を撮れないのです(笑)
そしてかの有名な桂浜に降りて来ました。
急な高潮が来る可能性があるため水際には近づかないようにとアナウンスが流れていました。
細かい砂浜の上も歩くのが大変なので、大人しく敷かれた歩道の上を散歩するのが良いでしょう。
見渡せる範囲はそこまで広くないですが弓形になった渚が美しい浜です。
小さな浜辺に建つ小さな水族館、桂浜水族館にやって来ました。
入ってすぐのところにあるウツボの水槽。
こんなに大量にひしめきあっているウツボは初めて見ました。
ウミガメもたくさんいて餌をくれるお客さんを待っています。
魚や動物たちとの距離が近く感じられて非常に楽しい水族館でした。
水族館の横にある売店でアイスクリンをいただきました。
今まで食べたことがない不思議な味がしました……。
売店ではクロッフルなども売っていてとても良い香りがしますよ。
自分用に買ったお土産お菓子をホテルで食べて1日目は終わりです。
甘くない芋けんぴ……生けんぴがお気に入りでとても美味しかったのでまた食べたいです。
泊まったのはスーパーホテル高知天然温泉さん。
無料サービスの朝食でいただけるパンがとても美味しくて毎日食べたいくらいでした。
2日目は入野海岸を目指して高知駅から特急あしずり号に乗ります。
特急に乗る時はいつもネットから事前予約しておくのですが、2つの鉄道会社にまたがるためか希望の区間では予約ができず……。
当日みどりの窓口で往復切符を買うことができて一安心。
無人駅や整理券式のワンマン列車がある路線を利用する時は往復で買っておくのがおすすめです。
2両編成の特急車内。
1号車の一部と2号車全体が自由席でした。
団体さんなどがいない限りは自由席に座ることができます。
土佐入野駅に着きました。
駅舎の中にコーヒーショップがある無人駅です。
海岸に向かって歩いて行く途中でこちらの展望台に寄りました。
写り込みがすごいですが……
鯨が泳ぐ海が見える展望台です。
展望台からの眺めはこんな感じ。
海がほとんど見えませんね……。
松原を抜けて浜辺に降りてきました。
サーフィンスポットのようでサーファーの方がたくさんいました。
日本のウユニ塩湖と呼ばれる場所が国内に多数ありますが、入野海岸もそのひとつです。
確かに波打ち際が鏡のように反射しているのが分かります。
松原の中に歩道が通っており海沿いを30分ほど散歩して道の駅ビオスおおがたというところに向かいました。
土佐入野駅からひと駅の浮鞭駅から近いので、公共交通機関ユーザーで歩きたくない方は電車利用がおすすめ。
中にあるひなたや食堂さんで鰹のタタキ丼をいただきます。
昨日は定食で少しだけだったので、今回は丼で贅沢に。
地元の方で賑わっていましたが皆さんラーメンを食べていました。
帰りの特急を待つホームで出会った猫ちゃん。
慌ててカメラを出してレンズを付け替えたのでうまく撮れませんでした。
夕飯は昨日通りかかった時に気になったラーメン屋さん、塩伝説なゆたさんで鯛塩ラーメンをいただきました。
塩坦々麺なんかもあって気になったのでいつかまた食べにいきたいですね。
3日目は室戸岬を目指して昨日とは逆方向の電車に乗ります。
恐らく奈半利駅まで電車で行きバスに乗り換えるのが普通なのだと思いますが、旅程を組んだ時の私は安芸駅でバスに乗り換える予定にしていたのでその通りに行きます。
室戸岬のバス停付近にはしっかりとお手洗いもあり、こちらの中岡慎太郎像もすぐ近くにあります。
相変わらず高い位置にいらっしゃいます。
山のてっぺんに見える白い灯台に行ってみたかったのですが徒歩では厳しそう……ですが入り口まで見にいってみようと歩き出しました。
地図を確認したはずなのですがどうやら反対方向に進んでいたようで(いつものこと)入り口が現れないので諦めて近くの遊歩道から海の方へ向かいました。
遊歩道は結構狭く草木や虫がすごいところもあるので要注意です。
草木ゾーンを抜けて岩場ゾーンをさらに進んでいくと道の端っこがありました。
海へと続く道がある素敵な場所に来られたのも方向音痴を発揮したおかげ……と思うと悪い気はしません。
分かりづらいですが道の先の水中では魚も泳いでいます。
土日は降ったり止んだりの天気でしたので、休みを取った月曜日が晴れてくれて、そして室戸に来て本当に良かったです。
青空と青い海を眺めながら遊歩道を歩いている時間が一番、旅の充実を感じさせてくれます。
中岡慎太郎像の目の前にある遊歩道に入るとひらけた砂利の月見ヶ浜に出ます。
月見ヶ浜には少しですが貝殻やシーグラスが落ちていました。
水際まで行くことができるので岩にぶつかり砕ける波を間近で見られます。
外観を撮り忘れてしまったのですが、像の裏からこちらの展望台に上がることができます。
遊歩道を歩いた辺りも月見ヶ浜も上から一望できます。
タイミングの問題かもしれませんが展望台を上る人はあまりいなかったので絶景を独り占めできる穴場かも?
みくろ洞などがある方へも歩いていってみたかったのですが、時間の関係でバスに乗ります。
目的地はむろと廃校水族館。
こちらの甲浦方面に行くには室戸世界ジオパークセンターで一度下車して、次のバスに乗り継ぎます。
現金の場合は降りる際に運転手さんが乗り継ぎ割引券をくださいます。
ちなみにこの高知東部交通バスの運転手さん、みなさんとても優しくて忘れ物をした観光客や日本の地名があまりわからない外国人の方にも最後まで丁寧に対応してくださっていたのが印象的でした。
私もバスを降りる際に楽しい旅行になりますように!と声をかけていただきました。
さて、廃校水族館に到着です。
建屋はそのままに可愛らしく装飾されています。
開館・閉館時間が登校・下校時間と書いてあったりスタンプが出席印だったりとユニークで細かいところまで楽しめます。
こちらのチケット、もしかして色々な魚の種類があるのでしょうか?
中も教室や備品などがそのまま使われています。
小さい水槽がたくさん並んでいるばかりではなく、教室一個を占めるような巨大な水槽も設置されていて見応えがあります。
そして見てくださいこのカメたち!!
子ガメはこちらを追いかけるようにずっと見てきて可愛いですし、大きなカメも目の前を泳ぎ回ってくれて可愛い写真が撮り放題です。
コバンザメらしき魚が背中にくっついている珍しい姿も見られます。
バスが来るまで時間が余った時はここへ戻ってきて、ずっとカメを見ていました。
他にも色々な魚がいました。
屋外プールも水槽として使われており、プールでサメが泳いでいるインパクトはなかなかのものです。
あとは帰るだけとなってしまいましたが、乗り継ぎポイントの室戸世界ジオパークセンターで少し待ちの時間ができたので中に入ってみました。
展示コーナーの他にカフェスペースもあったのでジオソフトなるものをいただきます。
写真の通り真っ黒で味は恐らく普通のソフトクリームですが……晴れて暖かかったのでとても美味しかったです。
帰りの飛行機が50分遅れとアナウンスされてびっくりしましたが、20分程度におさまって無事に帰宅することができました。
窓際の席なら夜景を眺められるので夜のフライトも良いものです。
何年か前から行きたいと思っていた桂浜旅行を実行に移すことができて達成感でいっぱいです!
日本の渚100選の海岸は同じ県内にあっても一度の旅行でまわるのは厳しいほど離れていることが多いため、今回3か所全て行くことができたのはかなり大きい。
それでもやはり2泊3日かけて1日1か所、いろいろ切り捨てた結果ではあります……。
他に有名な高知の自然スポットとして四万十川や仁淀川もありますし、個人的には長宗我部元親像も見にいってみたかったところ。
機会があったら川巡りをしてみるのも良さそうですね。
トラベラーズノートにまとめたものがこちら↓